御礼・お返しマナー
1. 御礼&お返しの種類
御礼&お返しの種類としては、主に4つあります。
お二人がお世話になった恩師や上司など、主賓として招待した方や、乾杯の音頭をお願いした方には、出席していただいたことへの感謝として「お車代」を渡しします。 また、遠方からわざわざ駆けつけてくれた親戚や友人にも、交通費の全額もしくは半額程度を「お車代」として準備しておきましょう。
結婚式当日の受付や友人代表のスピーチ、余興などをやってくれた人には「御礼」を渡しましょう。
結婚式には招待できなかった人でも、お二人にお祝いをくれた方には「お祝い返し」「内祝い」といった形で感謝の気持ちを伝えるように、結婚式が終わってからできれば1か月以内に贈るようにしましょう。
ウェディングプランナーやヘアメーク、カメラマン、サービススタッフの方々など、結婚式を陰で支えてくれる人たちにも、全員とはいかなくても「幸せのお裾分け」という形で用意すると丁寧です。
2. 誰がいつ、渡す
結婚式の当日はお二人は忙しいのでご両親にお願いするのがいいでしょう。 相手への気遣いを忘れずに、あまり目立たないようそっと渡してもらえるように頼んでおくといいです。
後日お礼をするようであればお二人から直接でも構いませんが、時間が経たないよう気をつけましょう。
また、御礼やお車代を渡すときに、相手を間違えないよう事前にご両親と確認をしておくことが大切です。できれば顔写真を見ながら確認するのがベストです。
当日も、間違わないように、「○○さんでいらっしゃいますよね?」といった確認作業の上でお渡しするようにしましょう。
3. 御礼の仕方・形
御礼の仕方・形は様々です。一番考えなければいけないのは、相手のことです。 御礼やお返しはお金ばかりではありません。ギフトや商品券などもあります。
お金だと中には恐縮して受け取ってくれないゲストもいます。そのような時は無理に渡さず、相手に合わせた御礼の仕方を考えましょう。
例えば、先ほども挙げましたギフト券や商品券、もしくは新婚旅行に行く場合にはお土産などもいいと思います。
4. 御礼&お返しの準備
御礼やお返しの準備は、結婚式間近になって慌てないように、余裕をもって進めましょう。
まずは、御礼やお車代が必要になる人のリストを作ってみましょう。整理する事で必要な金額もわかってきます。この作業は結婚式の予算組みと一緒にやることをおすすめいたします。
お渡しするお金はお札であれば新札が基本なので、銀行の営業日を確認して事前に両替しておくようにしましょう。
5. 御礼&お返しの注意ポイント
結婚式の前後には、いろいろな人からお祝いをいただきます。そんな時はすぐメモを取るなどして、御礼やお返しを忘れてしまったなどということがないようにしましょう。
お渡しする人によってもちろん金額は違いますが、新郎新婦の両家で金額の差があまり出てしまわないようにある程度は事前に擦りあわせをしてください。
また、職場の同僚などからお祝いを頂くことも多いと思いますので、そんな時はよほど高価な品をもらった場合を除いて、お返しの金額にはあまり差をつけない方がいいでしょう。