結婚式のお金管理術
プロポーズ、両親挨拶、結納&両家顔合わせが完了したら次は結婚式の準備です!
「どんなドレスにしようかな?
挙式はチャペルにする?和装で神社もステキよね」…と、彼女の夢はどんどん膨らんでいきますが、夢と同時に「お金」もどんどん膨らんじゃって隠れマリッジブルーになる男性は少なくないようです。
結婚式はお金が掛かる!というのは現実問題。
どう対応していけばいいんだ!と途方に暮れたり悩まないように「結婚式のお金管理術」をしっかり身につけて準備に望みましょう!
まずは、結婚式に使える予算の計算方法と、結婚式に掛かる費用の相場観を押さえておきましょう。
そうすることで結婚式の「使えるお金(予算)」と「出るお金(支出)」の全体像が見えてくるので、「結婚式ってなんとなくお金が高そう!」という恐怖心から、「案外なんとかなりそうだ!」という現実感を持って考えることができるようになるはずです。
まずは、結婚式に「使えるお金(予算)」から考えていきましょう!
予算編
まずは、結婚式の予算がどれくらいあるのか調べよう!
結婚式の総費用がどれくらい掛かるのか、世の相場はどれくらいなんだろうとネットを調べると、350万円くらいの数字がドーンと出てくるのでビックリしてしまったという男性はいるんじゃないかな。
「そんなに貯金ないよ~」と、結婚式をすること自体はじめから諦めちゃったという人はちょっと早とちりです。
結婚式を全額自分の貯金で行ったというカップルはほとんどいません。
結婚式(挙式・披露宴)の費用については様々な機関が調査をしていますが、「ゼクシィ結婚トレンド調査2015」によると全国平均で、招待ゲスト人数72.5人、結婚式の費用総額の平均は352.7万円、ゲスト一人あたりに換算すると5.9万円となっています。
しかし、この費用をすべて自分たちの貯金で支払う必要がないのが日本の一般的な結婚式の仕組みなんです。
結婚式にはゲストからの「ご祝儀」(または「会費」)というかたちでゲスト自身がお祝い金を持って参加する仕組み。結果、結婚式費用の半分以上がこのご祝儀や会費でまかなわれています。
そのほか、両家の両親からの援助もある場合があります。
つまり、新郎新婦の二人の貯金だけでなく、ご招待したゲストからのご祝儀や会費、両家の親からの援助を合計した金額が、結婚式で使える予算となるのです。
結婚式の予算は「3つの財布」で考えよう!
結婚式の予算となるお金の出所は3つしかありません。
この「3つのお財布」がどれくらいの金額になるか正確に把握することで結婚式に使える予算を立てることができます!
結婚式予算=
①ふたりの貯金(今ある貯金+結婚式までに貯めるお金)+
②親などの援助(親+会社のお祝い金制度など)+
③ゲストからのご祝儀や会費 −
新生活費(新婚旅行、新居引っ越し、家具など)
それぞれの内容と全国平均を確認してみましょう。
ふたりの貯金
結婚式のために使える二人の貯金と結婚式までに二人で貯められる結婚式資金の合計です。結婚式における「自己負担金」などと呼ばれます。
結婚式の総費用からゲストからのご祝儀・会費を引いた実質的な自己負担金の全国平均は142.7万円でした。
結婚式総費用に対する自己負担金額の割合は招待人数の規模やご祝制・会費制によっても変わってきます。「ゼクシィ結婚トレンド調査2015」では自己負担金額が「0円以下」、つまりご祝儀や会費だけで全額まかなえた、差額でプラスが出た、というカップルも1割います。
①ふたりの貯金
結婚式のために使える二人の貯金と結婚式までに二人で貯められる結婚式資金の合計です。結婚式における「自己負担金」などと呼ばれます。
結婚式の総費用からゲストからのご祝儀・会費を引いた実質的な自己負担金の全国平均は142.7万円でした。
結婚式総費用に対する自己負担金額の割合は招待人数の規模やご祝制・会費制によっても変わってきます。「ゼクシィ結婚トレンド調査2015」では自己負担金額が「0円以下」、つまりご祝儀や会費だけで全額まかなえた、差額でプラスが出た、というカップルも1割います。
②援助(両家・親族など)
新郎新婦のご両親やご親族からの結婚式費用の援助です。
調査では親や親族から結婚式費用の援助があったカップルは71.3%で、その援助総額の平均は162.4万円です。
なかなかの金額が援助されているのが実際で、親としても息子・娘の結婚式をお金の面でも応援してしっかりやろうという意識があるということがうかがえますね。
③ご祝儀・会費
ゲストから頂くお祝い金が「ご祝儀」です。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2015」の調査では、全国平均で227.1万円という数字が出ています。
結婚式費用の総額平均が352.7万円でしたから、2/3の費用がご祝儀でまかなわれているといえます。
招待ゲスト人数の平均が72.5人でしたので、人数で割ると1人あたり約3万円のご祝儀を頂いていることになります。
ご祝儀には相場があって、ゲストの立場によって金額が変わります。一般的な相場としては、
と言われています。
親族の割合が増えれば金額も多くなり、友人など若いゲストが中心であれば低くなる可能性があります。
ご祝儀は会費制のような決まった金額ではなく、お祝いの気持ちです。実際に頂戴するまで総額が不確定であるのですが、ゲスト人数×3万円で想定しておけば、それほど大きく下回ることはないようです。
親族中心の披露宴とは別に、若い友人だけのパーティを行うのであればご祝儀制よりは会費制のほうが無難かもしれません。
以上が、結婚式の「3つのお財布」の内容と全国調査の結果でした。
いかがでしょう? 結婚式で使えるお金のイメージがつかめましたでしょうか?
もし調査の平均額のご祝儀(227万円)と両家からの援助(160万円)があったとすれば、それだけで380万円くらい! 何百万円も貯金がなくてもなんとか結婚式ができそうな気になりませんか?
結婚式予算をシミュレーションしてから動きだそう!
結婚式のお金の問題で不安になってしまう原因は、最終的にいくら掛かるのか分からないまま準備や打ち合わせを進めるカップルが多いからです。
これが、打ち合わせの度に金額が上がっていく!いつの間にか予算オーバー!の原因です。
無限にお金が使えるカップルはいないのですから式場の見積に合わせてお金を工面するのは非現実的。事前に「3つのお財布」を確認して、現実的に結婚式で使える予算枠を決めてから、その予算枠に収まるように内容を調整していけばいいのです。
現実的な結婚式の予算を先に決めるためには、二人の貯金や収入、結婚式までにいくら貯められるか、両親からどれくらい援助をしてもらえるかなどを、しっかり二人で話し合い、両親にもヒアリングする必要があります。また、ご祝儀を予想するためには、招待するゲストをリストアップしておかないと人数が見えてきません。
お金の問題は結婚生活をはじめる上でも大切なことですからしっかり話し合いをしてお互いに協力して準備を進めましょう。