「こ」から始まる用語集
笄
髪に挿す飾りのこと。
細長い棒状になっており、両端あるいはどちらか一方が長方形を少し太くしたような形をしている。
口上
口上=申し奉るという意味。
ウエディングでは結納の際、仲人や両家の代表が述べる「幾久しくお受けいたします」などの決まり文句のこと。決められた順番に沿って述べられる。
コース料理
前菜からデザートまで順を追ってふるまわれるコース仕立ての料理のこと。
婚礼料理の場合、フランス料理、和食、イタリアン、和洋折衷などジャンルはいろいろあるが、コース料理が主流。
なおコース料理の一部が希望により変更できるなど、最近は臨機応変に対応できる会場が増えている。
コード刺繍
細い紐をいろいろな形に縫いつけて模様を作り、装飾する刺繍のこと。
紐のほかモール、毛糸などが使われる場合もある。かなり手の込んだ高級な刺繍。
コードレース
布地やチュールレースなどの上に細い糸で刺繍したレースのこと。
レースの上からさらに模様を縫い重ねることで立体感のある風合いを表現できる。
コールズボン
男性用の昼の礼装に合わせるズボンのこと。
モーニングコートやディレクタースーツなどに合わせ、黒とグレイの縦縞柄が入っている。
国内リゾートウェディング
北海道や軽井沢、沖縄など、国内のリゾート地で行う結婚式のこと。
山や海を望む眺めのいいロケーションの中、挙式やガーデンパーティが楽しめる。
大自然の中、親族や親しい人だけに囲まれた少人数のウエディングが行えるうえ、招待されたゲストも旅行気分を満喫できる。
心付け
美容師さんやカメラマンなど、結婚式当日お世話になった人に包むお礼。
お祝いのおすそわけという意味もある。ただし、会場に支払う料金の中にサービス料が含まれているので、心付けを辞退するケースも増えている。
サービス料が含まれている場合は、原則的に心付けを渡す必要はない。
コサージュ
ドレスなどの胸元に着ける生花または造花で作った花の飾りのこと。
一般的に胸に着ける花をコーサジュという。ちなみに肩に着けるコサージュのことはショルダー・コサージュという。
腰紐
和装下着のひとつ。
襟元が崩れたり、裾がずれたりしないように使用する。モスリンやポリエステル、正絹などの素材がある。
着付け担当者に確認し、必要なら自分で用意する。
ご祝儀
祝いの儀式において、祝意を表すために贈るお金や品物のことをいう。
結婚式では結婚のお祝いとして、招待された人が新郎新婦にお金を包んだり、お祝いの品を贈ることでおめでとう、という気持ちを表している。
お金で贈る場合は、包む金額に適した祝儀袋を選び、新札を入れて渡す。
ゴスペル
アメリカの教会で歌われた聖歌でいわゆる黒人霊歌がゴスペル。
一方、何種類かの音域を数人が伴奏なしで歌うのがアカペラ。これらプロシンガーによる歌は、いずれも迫力満点で最近特に人気が高い。
チャペルへの入場時やお色直しの後、再入場する時などに歌ってもらうと印象的。
戸籍抄本
戸籍抄本は、戸籍に記載されている世帯全員ではなく、1人または2人以下の事項を記載したものをさす。
婚姻届を出す際、入籍前の本籍地以外に提出する場合は「戸籍抄本」または「戸籍謄本」が必要になる。
戸籍謄本
戸籍に記載されている事項全て記載された文書。
そもそも戸籍は本籍を定める1夫婦とその夫婦と氏を同じくする子どもで編成されており、結婚すると、夫婦は今まで入っていた親の戸籍から出て、夫婦で新しい戸籍を編成することになる。
ちなみに婚姻届を出す際、婚姻届提出前の本籍地以外に提出する場合は「戸籍謄本」または「戸籍抄本」が必要になる。
小袖料
男性から女性に贈る結納金のこと。
関東では御帯料、関西では小袖料という。ちなみに女性から男性に贈る結納金のことを「御袴料」(おんはかまりょう)という。
小槌
結納品のひとつで、打ち出の小槌のこと。
一度振れば福を生み出し、もう一振れば運を生むと、伝えられている縁起物。
西日本地方では、結納品の熨斗に、鶴の飾りが付いていて、その上に小槌を載せる。
子ども料理
大人用のコース料理が食べられない小学生ぐらいまでの子ども用にアレンジされた料理が子ども料理。
年齢別に何種類か用意している会場もある。大人用の料理よりは安いが有料。
婚姻届
ふたりが夫婦になったことを法律的に成立させるための届け。結婚届ともいう。
結婚式をしても役所に婚姻届を提出しないと正式な夫婦とは見なされない。婚姻届の用紙には証人2名の署名と捺印が必要。婚姻届の用紙とともに戸籍謄本(または抄本)、ふたりの印鑑を持参して届出をする。
婚姻要件具備証明書
独身であることを認めた、政府のお墨付き証明書のこと。
外国籍の人と結婚する場合、結婚相手の外国人が本当に独身で本国法の婚姻要件を満たしているかどうか証明するためのもの。結婚相手の国の在日大使館(領事部)または領事館で発行してもらえる。
コンビネーションリング
プラチナとゴールド、マット仕上げと鏡面仕上げなど、異なる素材を組み合わせた指輪のこと。
個性派に人気のタイプ。
子生婦
結納品のひとつで昆布のこと。
昆布は「よろこぶ」にちなんで古くから祝い事に欠かせない縁起物。また、昆布は海底でひとつの株から多くの枝をのばすことから、子孫繁栄を象徴。
昆布茶
おめでたい席でもてなす時にふるまわれるお茶で、結納など慶事に供される。
関西では「喜ぶ」に通じる昆布茶を出すことが多い。昆布茶の代わりに桜湯(桜茶)を出す場合もある。
婚約記念品
婚約しましたという証しに贈る品。
新郎から新婦へは婚約指輪(エンゲージリング)を贈る場合が多い。そのお礼に新婦から新郎へは時計やスーツ、最近ではパソコンなど実用品を贈る場合もある。
婚約式
キリスト教における婚約の儀式。
聖職者の立ち会いのもと、神様と参列者に誓いをたて、ふたりが誓約書にサインをする。
欧米ではよく見られる儀式で、婚約式のあと婚約記念パーティを行うカップルも。
婚約通知
ふたりが婚約したことを周囲の人に知らせる通知。
最近は特別に婚約通知を出す人は少なく、メールなどで親しい人に知らせるのみのケースが多い。
婚約パーティー
婚約式をした後、親しい人を招いて開くカジュアルなパーティ。
欧米では婚約式の後行うのがポピュラーだが、日本ではあまりなじみがない。
婚約指輪
婚約をした証に男性から女性に記念に贈る指輪で、エンゲージリングともいう。
価格は、20万~40万円ぐらいの間で選ぶ人が多い。ダイヤモンドを選ぶ人が多いが、誕生石など、好みに合う指輪を選ぶと良い。
婚礼料理
披露宴で提供される料理のこと。
フランス料理、日本料理、和洋折衷料理などが一般的。
新郎新婦は会場側で用意した数種類のコース料理の中から好みのものを選び、ゲストに供するが、料理の一部差し替えなどには対応してくれるところが多い。