「し」から始まる用語集
シークレットシュガー
結婚式当日、花嫁が誰にも気付かれず左の手袋の薬指のところに砂糖菓子を忍ばせることができると、甘い生活が送れるというおまじない。
シェービング
顔やうなじ、背中、腕などの産毛を剃ること。
結婚式の1週間~3日前に行うといい。化粧のノリがよくなるうえ、肌に透明感が生まれる。
かみそりで剃るシェービングと、電気シェーバーを使うソフトシェービングがある。シェービングの方が仕上りはいいが、かみそり負けを起こす可能性がある。肌の弱い人は事前に試し剃りをするか、ソフトシェービングにしたほうが無難だ。
なお、シェービングは理容師免許を持った人でなければ行うことができない。
司会者
結婚式の司会を行う人。
プロ司会者に頼む場合と、友人や知人などに頼む場合がある。プロ司会者はそつなく進行する安心感がある。一方、友人や知人などの司会は身内ならではの心のこもった温かみが感じられる。それぞれの特徴を見極めて、どちらに頼むかを決めるといい。
なお、最近は、友人や知人に負担をかけないために、プロ司会者に依頼する人が多いようだ。
式次第
挙式のプログラムを記したもの。
主に、キリスト挙式や人前式の時に用意される。キリスト教式の式次第は会場側が用意し、料金も挙式料の中に含まれていることが多い。
司婚者
人前式や仏前式で、挙式を司る人を指す。
人前式では親しい友人やプロ司会者、仏前式では僧侶が務める。
司祭
キリスト教(カトリックや東方正教会など)の位階制度のひとつ。
司教、司祭、助祭という序列になる。結婚式の司式者を務めたり、祝福を与えるのも司祭の役割。
司式者
キリスト教式で、挙式を司る人を指す。
プロテスタントでは牧師、カトリックでは神父が務める。
使者
正式結納の際、女性の家と男性の家を行き来して、結納品のやり取りをする人。
通常は仲人が務める。
試食会
婚礼料理の試食ができる会。
ブライダルフェアなどで行われる。正規料金よりも割引価格で試せることが多く、無料で提供する場合も。
料理にこだわるカップルは年々増え、多くのカップルが会場選びの際に試食会で料理を試している。
七分袖
長袖の七分までの丈しかない袖。
手首が見えるため、長袖よりはすっきりとした印象になる。細いあるいは太いことが気になる二の腕を隠す役割も。
試着会
ブライダルフェアなどで、ウエディングドレスやカラードレス、和服などを試着できる機会のこと。
簡単なヘアメイクを施し、写真などを撮影し、プレゼントしてくれる場合もある。基本的には無料で行われる。
シビルウエディング
宗教によらず、参列者が結婚を承認する形で行われる人前式のこと。市民結婚式。
日本では全日本ブライダル協会が商標登録しており、シビルウエディングミニスターが式を司る。
シビルウエディングミニスター
シビルウエディングを司る人。
欧米のシビルウエディングでは、国が資格を付与する。日本では公的な資格はないが、全日本ブライダル協会が認定したシビルウエディングミニスターがいる。地域活動の世話などを熱心に行い地域での人望の厚い人、企業の勤務を終え第二の人生を世のため人のために尽くしたいと考えている人々から選ばれている。
シフォン
平織りの織物。
透けるように薄く柔らかく軽いのが特徴。光沢感はあまりない。素材はシルクをはじめ、ポリエステルやナイロン、レーヨンなど。重ね使いに適している。
また、袖やベールなどにもよく使用される。
ジャカード
ジャカード機によって織られる紋織物の総称。
非常に複雑な織り柄が特徴だ。ちなみに、「ジャガード」というのは間違い。ニットなどに用いられることが多い。
赤口
六輝(六曜)のひとつ。
羅刹神(らせつしん)という鬼を表す言葉といわれる。凶とされ、とくに祝い事は大凶。ただし、正午だけは吉。
また、赤という字が火や血を連想させることから、火の元に注意する日、大工や料理人など刃物を扱う人はとくにケガに注意する日、などともいわれる。
シャンタン
縦糸と横糸で太さの違う糸を用い、紡ぎ風の風合いを持たせた平織りの織物。
シルク素材のものが多く、シルクシャンタンと呼ばれることも。ほかに、コットンやレーヨンなどもある。
ムラや節がランダムに現れ、個性的な表情を持つ。独特の風合いがあり、シンプルなデザインにも豊かな表情を添えてくれる。
シャンパンタワー
シャンパングラスをタワー状に積み上げ、新郎新婦が上からシャンパンを注ぐ演出。
シャンパンではなく、発光液体を注ぐ場合も。シャンパンピラミッドともいう。
シャンパントースト
新郎新婦がグラスを重ね合わせ、シャンパンで乾杯すること。
乾杯するときに、新郎新婦は腕をクロスさせることが多い。
シャンパンピラミッド
シャンパングラスをピラミッド状に積み上げ、新郎新婦が上からシャンパンを注ぐ演出。
シャンパンではなく、発光液体を注ぐ場合も。シャンパンタワーともいう。
祝儀袋
お祝い金を包むもの。
水引、熨斗(のし)、上包み、中包みによって構成される。結婚のお祝いの場合、水引は結びきりのものを使用する。
包む金額が多い場合は華やかな水引を、1万円以下の場合は熨斗や水引が印刷されたシンプルなものを使用する。
シュガーケーキ
フルーツケーキをシュガーペーストでコーティングしたもの。
フルーツケーキにはブランデーがたっぷりと含まれているため日持ちがするのが特徴。
イギリスではウエディングケーキといえば3段重ねのシュガーケーキと決まっており、3段重ねの一番下は披露宴の列席者に、中段は当日出席できなかった遠方の人に食べてもらう。一番上は結婚1周年か赤ちゃんが生まれるまで大切に保管する。
祝辞
お祝いの言葉。
結婚式では招待客から新郎新婦に向けて贈られる。
新郎新婦から依頼をして、当日に話してもらう。依頼をする時は、持ち時間や話して欲しい内容などを伝えると良い。
祝電
結婚式に出席していない人から贈られるお祝いの電報。
結婚式の最中に、「祝電披露」として差出人やメッセージなどが紹介されることが多い。
最近は、キャラクターのぬいぐるみが添えられたキャラクター電報や、バルーンアートとともに届けられるバルーン電報などが人気を集めている。
出張メイク
ヘアメイクアーティストが指定の場所まで出向き、ヘアメイクを施すこと。
主賓
招待客の中で最も主だった人。
結婚式では新郎側新婦側でそれぞれ1名ずついることが多い。新郎新婦の上司や恩師などがなる。主賓は披露宴冒頭で祝辞を述べる。
主賓席
主賓が座るテーブル。
新郎新婦が座る席に最も近い席が主賓席となる。
招待状
結婚式に出席して欲しいことを伝える書状。
招待状本体のほか、返信用ハガキ、会場までの地図、スピーチや余興をお願いするカードなどをセットにして郵送する。
差出人は親の名前、本人の名前、親と本人の連名の3通りがある。会場や専門会社に依頼するほか、手作りをする人も少なくない。
挙式の3カ月前には作成を始め、挙式2カ月前には慶事用切手を貼って発送するのがマナー。
承認
参列者の前で愛を誓う人前式では、参列者が新郎新婦の結婚を承認する。
司婚者や立会人の「ふたりの結婚を承認しますか?」の問い掛けで、参列者が拍手をする。バブルシャワーを吹いたり、ベルを鳴らしたりといった演出をする場合も。
相伴料理
司会者やカメラマン、美容師、余興を行ってくれる人(招待客以外)などの関係者のために用意する料理。
価格の目安は1名3000円~5000円くらい。
ショートベール
肩あるいはひじくらいまでの長さの短いベールのこと。
全体のバランスがとりやすく、小柄な人でもすっきり着こなせる。
ショールカラー
衿の形のひとつ。へちま衿ともいう。
細くて長い形状をしており、タキシードなどによく使われる。
食事会
両家の顔合わせの目的を兼ねて行われるもの。
結納の代わりに行われる場合と、結納に先立って行われる場合がある。結納の代わりに行われる場合、結納品や婚約記念品などを交わす場合もある。
白木の献上台
結納品を飾る足付きの台のこと。
結納の時は、台ごと結納品をやり取りする。
ちなみに、上のお盆の部分は片木盆(へぎぼん)という。
資料請求
結婚式の会場などに資料(パンフレット)を送ってもらうように依頼すること。
雑誌に専用のハガキがついているほか、インターネットや電話などでも申し込める。料金は無料。
シルク
繊維の種類で、絹のこと。
なめらかな肌ざわりと上品な光沢が特徴。ドレスの素材として多用される。
シルクシャンタン
シルク製のシャンタンのこと。
シャンタンとは縦糸と横糸で太さの違う糸を用い、紡ぎ風の風合いを持たせた平織りの織物。ムラや節がランダムに現れ、個性的な表情を持つ。
シルクジョーゼット
シルク製のジョーゼットのこと。
ジョーゼットは柔らかな薄手の平織りの織物で、クレープのような質感が特徴。
シルクタフタ
シルク製のタフタのこと。
タフタとは横畝のある平織りの織物のこと。ハリのある質感で、光沢がある。
白無垢
掛下や打ち掛けをはじめ、帯や小物まですべてを白で統一した着物。
頭には綿帽子か角隠しを合わせる。挙式の時に着ることが多い。
神官
神社の祭祀などに従事する神職の意味で使われる。
厳密には祭祀を司る官吏(公務員)のことをさし、政教分離の現在の日本では存在しない。
進行表
挙式や披露宴の流れを記したもの。
通常は会場側が作成する。
身上書
縁談(お見合い)の時に取り交わす書類で、履歴書のようなもの。釣書ともいう。
氏名、年齢、学歴、職歴などのほか、性格や趣味などを書く。
神職
神道において、神に奉仕し、祭祀などを執り行う人のこと。神官、神主ということもある。
神前式では、斎主(さいしゅ)となって式を司る。
新姓
日本では結婚の際に夫婦はどちらかの姓に統一しなければならないと決められている。
その際、改姓して得た名前を新姓という。新姓は婚姻届によって申請する。
なお、新姓になった場合も、仕事の場などでは旧姓を使う人も少なくない。
神前式
神道に則った挙式スタイル。
三献の儀や誓詞奏上、玉串奉奠などが行われる。かつては参列できるのは親族のみだったが、最近は友人の参列が可能な会場も増えている。
人前式
特定の宗教によらない挙式スタイルで、参列者の前で愛を誓い、結婚を承認してもらう。
式次第も決まったものはなく、新郎新婦のオリジナリティが出しやすい。
親族書
結納の際に取り交わす書類のひとつ。
親族の名前、年齢、続柄、住所などを奉書紙や美濃紙などに毛筆で書く。一般的には三親等までを記入する。最近は省略することも多い。
親族紹介
両家の親族を紹介すること。
両家の父親などが代表して紹介していく方法と、それぞれが自己紹介する方法がある。紹介する順番は血縁関係の近いほうから。行うタイミングは会場によって異なるが、挙式前後が多い。
親族杯の儀
神前式のなかで行われる儀式のひとつ。
参列した親族にお神酒が配られ、みんなで一斉に飲み干す。お神酒を飲み干すことで、家族の契りを交わす。親族かための儀ともいわれる。
神殿
神社の中心となる建物で、神前式はここで行われることが多い。
神様をお祀りする。
神父
キリスト教における聖職者の呼び方。
カトリック教会や東方正教会で用いられる。ちなみに、プロテスタントでは牧師という。
新婦衣装
結婚式で花嫁が着る衣裳のこと。
洋装はウエディングドレスやカラードレス、和装は白無垢、色打ち掛け、黒引き、引き振袖など。
シンメトリー
左右対称ということ。
安定感のあるデザイン。
新郎衣装
結婚式で花婿が着る衣裳のこと。
洋装はタキシード、ロングタキシード、フロックコート、燕尾服(テイルコート)など、和装は紋付袴(五つ紋服)。
新郎謝辞
披露宴の最後に新郎が招待客に対して述べるお礼の言葉。
かつては新郎の父親が両家を代表して謝辞を述べるのみだったが、最近は新郎も謝辞を述べることが多くなった。お礼の言葉や今後の生活についての抱負などを述べる。